まず初めにホルモン剤を使えないのではなく使わないと言うこと。
確かに初めてのシクラメンとの出会いの研修先がホルモン剤を使うところで、
この時期にこの薬をこの濃度で、肥料をあわせてと、時期を教えられ創っていたら、今の自分は無かったかもしれません。
運も出会いも自分の導かれし道であり、今では、凄く良かったと感謝しています。
ただホルモン剤を使ったことが無いのに、あれこれは言えないので、一度試験をしました。
そのときは全国で標準的な、3種類のホルモン剤のうち、2種類を使い6寸を試して見ました、結果は、株が緩み自分的には最悪でしたが、市場にラベルをつけずにだしたら、ただ花が多いと言うだけで中身が無かったにもかかわらず、高く売れびっくりでした。
今年2度目の試験をしてみました、技術的に薬が無くても創れるので、花を早く咲かせるためのホルモン剤を試験しました、花が早く咲くと解っていれば株を考えずに、創りこめるので楽でした、結果5寸鉢でなんと特殊品種でもあったため、市場のせりで、4600円と4300円と言う凄い価格がつきました。結局5寸5鉢と7寸5鉢を作り5鉢販売して、すべて凄い価格がつき、この結果ホルモン剤を使えるということが言えるのです。
ホルモン剤を使わずにシクラメンが創れる生産者は、基本的にシクラメンが理解できているので、見た目だけと言ったことが無く日持ちもするのですが、今のホルモン剤付け栽培の場合はシクラメンを知らずに、時期を決めて作る計算の栽培法だから持たない花が続かないと言えるのです。
そのため残りの5鉢の、満開のシクラメンを今すべて花を抜きもう一度咲くのかを試験しています。
以上から見てなぜ皆がシクラメンにホルモン剤を使うのか、すべてが花の多さ見た目主義で本当のシクラメンの価値を知らないからでしょう。つぼみが咲き一輪一輪花を咲かせ、
毎日表情を変え、その命、生命を感じると言う、一番の魅力を知らないで居るからでしょうか、花が多くたまり花が早く咲けば、中身が無くても高く売れるから仕方が無いのかもしれない。特に今年、ホルモン剤を使っている生産者が、花が遅れ出荷が遅れるといった現象がありました、なぜなら、天候や気候などシクラメンを知らずに、毎年同じこの時期にこの薬をこのタイミングでこの濃度でと、やっているから簡単に言えば技術がまったく無いからでしょう。そんなシクラメンを知らずに御買いになるお客さんがかわいそうで仕方がありません。僕らがホルモン剤を使ったからと言っても、問題なく創れるでしょうが、無くても創れますし、日持ちが悪かった時の言い訳にしたくも無いから使わない。
間違いなく今の市場の流れから使った方のが、花も今よりもっと早く咲き多く満開となり高く売れるのですが、シクラメンの本当の価値を知ってからは、ホルモン剤は使えないでしょうね。
お客さんから嬉しいようなメールなどを頂くと、自分の求めているような結果になり、そのことをメールなどで喜びの声を聞きましたら、もう絶対に使いたくなくなるでしょう。
本当は師匠にも、ホルモン剤を一度使うと、それが試験でも、止められなくなると注意を受けたこともあるのですが、確かに技術もいらないで、高く売れるのですから、一度使ったら止めれないでしょう。
ホルモン剤で初めに言いましたように標準的には3点セットで使うと言いましたが、
技術が無いので葉っぱをふかせるホルモン剤を使い、そうすると強制的に成長をさせるので肥料をそれに合わせて、多く与えるため花が遅れるので花を早く咲かせるホルモン剤を使い、結果株が緩むので、伸びるのを防ぐホルモン剤を使うのが一般的です。
だから花屋さんなどの子と話をしてビックリしたのが、シクラメンて今咲いてる花が終わったら終わりなんでしょって、本当にビックリ確かに知らなさ過ぎるからお客さんはもっと可愛そうですよね、なんか。
なぜそうなるか普通1から10まで一歩づつ基本を積んで、成長させるのを、6から9を飛ばして、10に行くから、花のつぼみが続かずに終わってしまうのです。
僕はシクラメンの栽培においても人に例えて育てます。
オリンピックで銀メダルから金になった方も言っていました、花のとは成分も違うと思いますが、筋肉増強剤などのホルモン剤は、1から10の階段を一歩一歩努力等で築きあげているのと違い、途中を省略させて見た目や結果を求めるから、、、と言っていました。
確かに知恵のある専門家と言う人間がついて管理してホルモン剤で体を作って、結果を出している選手でも、体に負担をかけ心臓などを傷め、最悪現役の若さで命を無くす方もいたかと思います、成分や内容は違っても花と同じで途中を省略して見た目や結果のために作れば結果は、間違いなく同じではないでしょうか。
ホルモン剤のおかげで花も120パーセントぐらい咲かせて、肥料をその結果120パーセントぐらいの濃い物を与えプクプクに効かせたシクラメンは人でいう成人病になるかも知れないような管理で、育てられ太っていれば売る時は色艶、人で言う肌の色も張りもプクプクだから良いですよね、そんな肥料が120パーセントも効いていれば、お客さんで、もし肥料をあげる人でも、ましてやほとんどの人は水だけでの管理なのに、120パーセント以上の肥料管理なんてできないし、悪くなるだけなのは誰が見ても解るでしょうし、ホルモン剤漬けで花のつぼみが続いてなく、売るときに120パーセント以上の花で満開のシクラメンが、一番の楽しみである新しい花を咲かせると言う楽しみが無い上にその花がなくなれば終わりだなんて、、、これ以上は言えない状況ですよね。
ただ見た目だけを競う品評会や、そう言った場所での展示のような用途での使い方をする場合はそれでも良いのかもしれません。
まだいろいろありますが、今は、、、
詳しくは、メールなどでご確認ください。
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